いま家には三つの塩麹があります。
一つめは3月に仕込んだ玄米麹の塩麹で、ただ水を混ぜただけのもの。
二つめは4月21日のタカコ・ナカムラホールフードスクールの『塩麹講座<入門編>塩麹をつくろう』でしっかり手間をかけて作った白米麹の塩麹。
三つめは4月27日にタカコ先生の教えに従って両手で揉むように時間をかけて混ぜ合わせた、まだ熟成中の玄米塩麹。
臭いを比べたり、舐めて味を比べたりはしていますが、料理で3種類を比べたことはありませんでした。
かと言って、どんな料理が比べやすいのかピンとこなかったのですが、一つめと二つめが残り少くなってきたせいか、「そうだ、お吸い物にしよう」とやっとひらめき、ダシを取って、器を三つ並べ、3種類の塩麹を小さじ2杯ずつ入れて熱々のダシを注ぎ、味比べをしてみました。
すると、一つめの、ただ水を混ぜただけの玄米塩麹はお吸い物としては失格で、お世辞にもおいしいとは言いがたい味でした。
以前、一度だけ同じ玄米塩麹でお吸い物を作ったときは十分おいしかったのですが、比べてしまうと違いは明らかでした。
二つめの白米塩麹と三つめの玄米塩麹は、ベースの味は共通していて、白米麹はあっさりした上品な味、玄米麹は濃厚で香ばしい風味で、どちらもおいしかったです。
同じ塩麹でも手間をかけるだけで全く別物になってしまうのですね。
恐るべしハンドパワー!
文字通り“手抜き”はダメなんですね。
もう一つ決定的な違いは、一つめのただ水を混ぜただけの玄米塩麹の熟成中、かき混ぜてもかき混ぜても麹が浮いて水と分離したのですが、二つめと三つめは全く分離しなかったことです。
手をかけることで、初めから違っていたのでした。
タカコ先生、ありがとうございます!
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