2011年5月3日火曜日

「発芽玄米雑炊」のよもやま話

昨年8月の営業開始と同時に「発芽玄米雑炊」の「醤油味」と「中華味」を発売しました。

この時、高校の同級生の掲示板に独立の挨拶を投稿したのですが、そこにも書いたように、この雑炊は、歳を取って「玄米飯炊釜」が持てなくなった時のことを考えて開発したものです。

冗談じゃなく、本当です(笑)。

いまは老健施設に入っている87歳のオフクロも、家にいた時は、雑炊を作ってくれているコジマフーズの「玄米粥」や「玄米クリーム」をしょっちゅう食べていました。

でも、お粥やクリームでは味気ないので、味の付いた雑炊にして野菜もたっぷり入れ、飽きないように「味噌味」と「カレー味」も追加して、4種類にしたのでした。



この雑炊のいいところは、レトルトなのでそのままでも食べられることです。

昨年の夏の猛暑の中、家でデスクワーク中にちょっとお腹がすいた時、封を切ってすぐに食べられるので、とても重宝しました。

それから、3月11日の地震の際も、鎌倉で被災し、バスで戸塚まで行けたものの電車が止まり、帰宅難民となって近くの小学校の体育館で一晩お世話になったのですが、たまたま営業用に持っていた「発芽玄米雑炊」4種×1袋がバッグに残っており、翌日の昼過ぎに柏の家にたどり着くまで、3袋を食べただけで、何も買わずにすみました。

いつもペットボトルに入れて持ち歩いている「さらさらきれい茶」が100ccほど残っていたのですが、飲んだのは翌日の満員電車で大汗をかいた時に飲んだぐらいで、それまでは「雑炊」で水分補給ができたので、ほとんど飲まずにすみました。

発芽玄米と野菜がたっぷり入っていて、塩分も水分も取れるので、これだけでバランスの取れた食事になります。

非常時には食品の調達が難しくなりますので、一つのもので用が足りるのはとても助かります。

また、喉が乾きにくいのも、非常時にはとても重要なことです。

避難所の体育館には数百名が避難しており、ストーブが3台あったのですが、とても寒く、手足をこすりながら横になっていました。

夜中の2時頃にようやく毛布が配られ、2時間ぐらい寝ることができたのですが、明け方には寒くて目が覚めました。

途中、お腹がすくと、雑炊の封を開け、口に流し込むだけでお腹を満たすことができましたが、雑炊のおかげか、体調を崩すこともありませんでした。

元々、雑炊の用途として災害時の非常食も考えていましたが、地震後は、備蓄用のほか、持ち出し用の非常袋や外出時に携行することをおすすめしています。

一般の防災用品の非常食は、普段は食べることがなく、だいたい賞味期限切れになって捨ててしまうものですが、雑炊の場合は、インスタントラーメンと同じように日常食として食べることができますので、在庫を無駄にせず、回転させることができます。

女房からは、まだ何があるかわからないから半年分ぐらい在庫しておいてよ、と言われています。

首都圏で大地震が起きるとライフラインが2週間は止まると言われていますが、その間はそのまま食べられるレトルト食品で、しかも、ご飯と野菜と塩分と水分が摂れる「発芽玄米雑炊」が、実用的で健康的です。

備えあれば憂いなし!ですね。

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