2012年12月15日土曜日

「国産有機 陰陽あわせ味噌」はおいしい!(^^)!


昨日の「セーフティーショップまなべ」さんのデモ販で勉強になったこと。

12/12の「リマ新宿店」に続いて2回目の「陰陽あわせ味噌」のデモ販をさせていただきました。
 



リマでは、前日の夜から昆布と干し椎茸を水に浸けてダシを取り、当日の朝に火にかけて味噌を溶き、ポットに入れて紙コップで試飲していただいたのですが、いまいち美味しくなく、あまり試飲のおすすめもしなかったので、実のところ売上はゼロでした。
 
どうも、ポットの中で時間が経つと昆布臭くなり、本来の味噌の美味しさがわからなくなってしまうのです。

そんなことを試飲していただいた方にお話したところ、「お湯に溶くだけでいいのでは?」とアドバイスを受け、昨日の「セーフティーショップまなべ」さんでは、言われたとおりに熱湯で溶いてポットに入れて持参しました。

恐る恐るお客様にご試飲いただくと、「おいしい」、「コクがある」、「よくダシが出ていますね」、「懐かしい味がする」、「昔の味噌の味だ」などとやたらと褒められ、在庫も4個しかなかったのですが、あっという間に完売してしまい、何名かのお客様からご予約までいただいてしまいました。

ダシも取っていないのに美味しいなんて、そんなことあるわけない・・・ほんまや(笑)、まさしくそのとおりでした。

そして、30年近く前のある出来事の記憶がよみがえりました。

当時、お取り引きしていた味噌屋さんが、区画整理のため、それまでの昔ながらの麹室(こうじむろ)を壊して最新式のコンピューター制御の円盤型回転式自動製麹機に変え、味噌蔵も新しく建て替えることになった時、先代の社長が、「蔵付きの菌がいなくなって味噌の味が落ちるのではないか不安だ」、「新しい蔵の壁に古い味噌を塗りつけることを考えている」とおっしゃっていたのです。

それまでの味噌はダシがいらないぐらコクや旨みがあり、とても美味しくて人気があったのですが、案の定、新しい麹、新しい蔵でできた味噌は、雑味のないきれいな味なのですが、コクも旨みもなくなり、ダシなくしては食べられない味噌になってしまいました。

「陰陽あわせ味噌」のマルカワみその最大の特長は、今どき珍しい「蔵付き麹菌」を使っていることですが、一般の単一の麹菌を純粋培養したものと違い、約4種類の野生の菌が共生しているので、雑味が多く、旨みやコクがあって、身体が喜ぶ美味しさなのです。

昔ながらの蔵付き麹菌を使った味噌や味噌メーカーが増えることを願い、応援していきたいと考えています。

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